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庄内語の里、山形県庄内地方は、昔話やわらべうたの宝庫でもあります。数多くの昔話やわらべうたが、町や村、各家々に語り継がれてきました。私の家にも数え切れないほどの昔話があり、子供のころには、よく父や祖父に語ってもらったものです。
今はほとんど忘れてしまいましたが、そうした昔話やわらべうたを、私の兄の「太田鴨一(ペンネーム)」が、十数年前から絵本にして描き続けているので、それをもとにして構成してみました。
ほとんどが、語り口調の方言で書かれているため、活字にすることができません。文章は、元の手書きの文字を、そのまま画像にして掲載しています。庄内語のテキストとしても最適ですよ。
先に自費出版された「鴨一ほら話集」の中から、主な昔話を抜粋して、カラー版にしたものです。No.1は平成19年に出版されました。保育園や小学校、老人クラブなどで語り聞かせのテキストとして使われているようですが、出版数は少なく、現在、私の手元には、no.1が一冊、他は各二冊ずつしかない貴重なものです。
77歳(平成22年現在)とは思えない細かくユニークな絵ときれいな手書き文字にも驚かされます。
・A4横版、4色刷り、平均ページ数:40ページ
「鴨一ほら話集」は、兄の教員時代、子供たちに昔話をするために作った資料を、退職記念にまとめたものでした。それが、教え子たちの要望もあって、とうとう9冊も書くことになったということです。
自費出版で200部程度しか作っていないため、あっというまになくなってしまって、現在私のところには各一冊しかありません。ただ、去年、もっと欲しいという要望があって、第三号を再出版、私のところにも10冊ほど送られてきました。ご希望の方はお問い合わせください。先着順
一人1冊限定)で差し上げます(無料)。
・B5縦版、1色刷り、平均ページ数:180ページ
ここに掲載しているわらべうたは、「鴨一ほら話集」から抜粋したものです。中には私の知らない歌もあり、それは、昔話の中で歌われるものです。実際に子供たちが遊びの中で歌っていた記憶はありません。夕方、囲炉裏の火の番をしながら、兄弟で大声で歌っていたことを思い出します。
昔の歌は、抑揚がなく単調、まるで御詠歌のようでしたが、言葉のリズムがおもしろく、今でもよく覚えていて歌うことができます。
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