庄内語には約束された語尾があります。旧鶴岡市内と、私が住んでいた羽黒などのぜんご、河北地方(酒田以北)では、かなり異なるようですが、今では、ほとんど混ざりあって使われているようです。思い出しながら順不同で並べて見ました。
18歳で東京に出てきて、庄内にはほとんど帰っておらず、私の庄内語は40数年前からストップしたままです。話し半分、馬鹿なことを言っていると思って聞いてください。
※庄内語の基本中の基本!
<用例>
しての・まだの〜
<用例>
んだでば・したでば
<用例>
んだでば・したでば
<用例>
やくたねおん・やじゃがねおん
※〜してくださいという、ていねいなことば。
<用例>
あがらへ・はらへ
※「の」とほとんど同義。ぜんごのことば。
<用例>
んだのや・んだにや
<用例>
こばえちゃ・あがらへちゃ
※鶴岡の人がよく使う、武家のことば?
<用例>
おばんでがんす・んでがんす
※軽い疑問を伴う場合もある。
<用例>
だだちゃいねがや・どさいぐや・わがだや
※軽い疑問を伴う。
<用例>
いだが〜・んだけが
※過去形。
<用例>
あったけ・あっけ・いだけ・いねけ
※過去形。
<用例>
んだど・あっけど・したけど
<用例>
んだば・わだば・鶴岡のしょだば
<用例>
いいごど・よぐきたごど・いい天気だごど
<用例>
そげだごどいおばや・しろばや
※ていねい語。
<用例>
いではる・ねではる
<用例>
んだであ・んでねであ
※否定を伴う。
<用例>
いらめ・んであめ
※了解を求めている。
<用例>
いんでろ・いぐんでろ
※推察。
<用例>
傘なのいらねんであめが
※語尾を何となく濁したいとき。はっきりいいたくないとき。
<用例>
わりけども・どもなねども
<用例>
ええごんだ。しゃべらねごんだ
※分かりきってること。
<用例>
ええでば・んだでば・いまいぐでば
※分かりきってること。
<用例>
ええでんだ・んだでんだ
※了解を求める意もある。
<用例>
いいがで・んだでえ
※軽い疑問、同意を含む。
<用例>
んでがんしょ・えがんしょ
※女性が使う場合が多い。
<用例>
んだずん・行ぐずん
※断定的。
<用例>
んだあだ・んでねあだ
※断定的、さとすように。
<用例>
んだおだ・んでねおだ
※推量。
<用例>
んだけで・んでねけで
※断定的。
<用例>
んだじえ・んでねじえ
※同意を求める、あまり自信がない時。
<用例>
んだんな・んでねんな
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