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太田鴨一プロフィール

わらべうた

ここに出てくるわらべうたが、庄内のどの家庭でも歌われていたのかどうか、まったくわかりません。したがって、これが庄内地方のわらべうただとはっきりいうことはできませんが、少なくとも母親の実家などでは歌われていたようです。

庄内平野と月山

▲庄内平野と月山

庄内平野と鳥海山

▲庄内平野と鳥海山

赤川土手から見た冬の月山

▲赤川土手から見た冬の月山(鶴岡市:地主さん撮影)

鶴岡市内から金峰山を望む

▲鶴岡市内から望む金峰山(鶴岡市:地主さん撮影)

こもりうた

この歌は広く子供たちの間で歌われていました。私も6〜7歳頃、妹を背負って遊んでいましたが、早く寝て欲しくてよく歌ったものです。実際は長い歌だったようですが、よく覚えていません。

萩の橋

これは萩の里、現在鶴岡市の羽黒町細谷の人々がひそかに歌い継いできた歌だそうです。この歌には実は哀しい物語があるのですが、その話は「鴨一ほら話集」第2号に「萩の里」として出ています。

菊や菊

弟や妹を「えんつこ(いづめこ)」に入れ揺すりながら、母がいつも歌っていました。意味は全く分かりませんでしたが、いつのまにか私も覚えていました。

雀のいいわけ

この歌も意味は分かりませんでしたが、よく歌った歌です。調子がよくて好きな歌のひとつでした。

正月どこまで

正月が近づくと、囲炉裏のそばで豆殻などを燃やしながら歌いました。豆殻がぱちぱちと音をたてて燃える火を見ているとなぜかこの歌を歌いたくなるのでした。

ごんごんごんごん

この歌は、まだ歩けないぐらいの子供をあやすときに歌います。子供の両手を持って歌いながら前後にゆすってやります。

ちょぢちょぢ

これも小さな子供をあやすときの歌です。両手を持って歌いながらいろいろな動作をします。私たちは中学生から赤ん坊まで一緒になって遊んでいましたから、小さい子とはこんなことをして遊んでいたのです。

舌切り雀

有名なむかし話「舌切り雀」の中で歌われる歌です。「舌切り雀」といっても私の祖父や父が語る舌切り雀はたいへん変っていました。「鴨一ほら話集」に掲載されています。近いうちに紹介したいと思っています。