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撮影日：2008年7月2日｜場所：山形県鶴岡市月山弥陀ヶ原
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この写真を撮っていたときは、ちょっと変わったハクサンチドリだと思っていました。たまたま通りかかった登山者が、これがウズラバハクサンチドリだと教えてくれました。
葉や苞にウズラの卵の様な紫色の斑点があります。このような斑点は、病気にかかった野草などにも見かけるので、名前の違う個体だということに気が付かなかったのです。
周りを見回すと、数株、この斑入りのハクサンチドリが咲いていました。
葉の斑点を除けば、全体の大きさ、花の色、形、大きさやなどはほとんどハクサンチドリと同じです。わずかに唇弁の斑点が目立つといえば目立つ程度でしょう。
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ハクサンチドリ・メモ
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■ウズラバハクサンチドリの特徴
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ハクサンチドリの変種で、葉と苞に濃い紫色の斑点があることを除けば、特徴はほとんどハクサンチドリと同じです。
背丈20〜40cmほどの花茎を伸ばし、その先端に総状花序を付け、数個〜十数個の紫色の花を咲かせます。
苞とがく片と花弁がごっちゃになっていてわかりづらいのですが、苞は長い線状披針形で先が細長く尖り、長さ10〜20mmほど、 がく片は3個あり、やはり先は細長く尖っていて、長さ8〜13mmほどです。
唇弁は がく片よりわずかに長く3裂し、真ん中の先端がやや尖り、内側に濃い紫色の斑点があります。
花期や生育環境もハクサンチドリと同じ。なぜ斑点が付いたのでしょうかね。
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▲登山道の横に咲いていたウズラバハクサンチドリ。
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