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ウメバチソウ(梅鉢草) ユキノシタ科|ウメバチソウ属

ウメバチソウ
撮影日:2003年8月16日|場所:山形県鶴岡市月山弥陀ヶ原

この花をはじめて写真に撮ったのは、2003年の8月16日。ちょうどお盆で帰省した時に、月山の8合目にある弥陀ヶ原という湿原にバスでちょっとお花畑を見に行ったときでした。
その日は天気がよく、いろいろな花を見ることができましたが、当時はまだ花に詳しくなく、ただ何となく撮影していました。
今になって考えれば、非常に残念なのですが、その後、この花を撮っていません。
調べて見ると、この花は、細く長い花茎を伸ばし、その茎の下の方に小さな葉を1枚だけつけると書かれているのですが、私が撮った写真には、花のアップだけで、葉が写っている写真は1枚もありませんでした。花に目をひかれて、葉を写すなどということは少しも考えていなかったのですね。
その時は、一緒に咲いていたチングルマもこのウメバチソウも同じ花だと思っていたのです。
今後、この花を見ることがあるかどうかわかりませんが、もし見かけることがあったら、こんどこそ、もっとしっかり撮影したいと思います。
このウメバチソウにつては、非常に細かく丁寧に観察したサイトがあります。

「なかなかの植物ルーム」の「ウメバチソウ 仮雄しべ・花のしくみ」

というサイトで、素晴らしいです。


 
ウメバチソウ・メモ
■ウメバチソウの特徴
ウメバチソウ ▲花弁の緑色の脈が特徴的です。
8月から10月頃に、1本の細く長い花茎を伸ばし、その先に2cmほどの白い花を付けます。
また、その花茎を抱くように、小さなハート型の葉を一枚だけ付けます。
花弁には緑色の脈があり、上品な感じを与えます。
中央にある大きな塊は雄しべで、雌しべはその中にあり、花の発育にしたがって徐々に雄しべが開いて、雌しべが現れます。
その雄しべを囲むように「仮雄しべ」という変わった雄しべがあります。
この仮雄しべの感じが梅の花に似ていることから、ウメバチソウという名前がつけられたようです。
この仮雄しべについては、「なかなかの植物ルーム」の「ウメバチソウ 仮雄しべ・花のしくみ」 に詳しく書かれています。
ウメバチソウ ▲ミツバチとウメバチソウの花。
ウメバチソウは蜜を分泌しない、と書かれた本もあるようですが、ミツバチが蜜を吸っているようなので、蜜はあるのでしょう。