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ハマボッス(浜払子) サクラソウ科|オカトラノオ属

ハマボウフウ
撮影日:2006年5月21日|場所:千葉県上総湊

ハマボッスは、海のそばで見かけますが、砂地というよりはむしろ、風が強い日は潮をかぶるような崖や、岩場、石ころの浜などでよく見かけます。
中には、岩の隙間に根をおろしているのを見かけることもあります。
草の立ち姿や、葉の整い方、端正な花など、とても雑草とは思えないどこか品格を感じる花です。
花の咲く様子が、仏教で用いられる払子に似ていることから、「浜払子」と呼ばれるようになったと言われています。


 
ハマボッス・メモ
■ハマボッスの特徴
ハマボッス ▲端正で品のある花。
ハマボッス ▲根元から茎が数本に分岐
背の高さは、20〜30cmほど。茎は、根元で数本に分かれ直立、その先に総状花序をつけ、苞(ほう)ごとに一つの白い小さな花を咲かせます。
花序は次第に伸び出すようなので、オカトラノオ属というのも頷けます。
茎の色は、淡い褐色から淡紫色。葉は厚く、大きい葉で5cmほど、椿の葉の様な形で光沢があります。 。
ハマボッス ▲海岸の崖などに生育
崖のくぼみや裂け目などでよく見かけます。