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アサザ(阿佐佐) ミツガシワ科|アサザ属

アサザ
撮影日:2010年6月12日|場所:千葉県泉自然公園

アサザと言う絶滅危惧種があることは図鑑で知っていて、この繊細で華やかな花にいつか出会ってみたいと思っていたところ、意外に近くに咲いていたのでびっくり。
千葉市に泉自然公園と言う、里山を自然ままに残した公園があって、野草を探しに毎年何度か足を運ぶところなのですが、それまで、一度も見たことがなく、おそらく葉は見ていたのでしょうが、スイレンとかジュンサイに似ているので、うっかり見逃していたようです。
たまたま、コウホネでも咲いているかと思ってに行ったら出会ったということ。ラッキーでした。
自生では、霞ヶ浦のアサザ群落が有名なようですが、水質汚染や水位調整などで絶滅が危惧され「アサザプロジェクト」による保全活動も行われているということです。
別名ハナジュンサイとも呼ばれ、若芽は食用にされることもあるようです。
アサザについては、絶滅危惧種と言うこともあって、ネットで調べると、学術的なかなり詳しい情報を得ることができます。興味のある方は検索で調べて見てください。

 
アサザ・メモ
■アサザの特徴
アサザ ▲特徴的な花弁。
アサザ ▲花は水面から5〜6cm出る。
花の大きさは4〜5cm。鮮やかな黄色の合弁化で、花弁は5つに深く切れ込みます。
特に花弁の縁は特徴的で、細長い花弁の芯から、縁がのこぎり状に切れ込んだ薄い膜の様なものを張り出しています。
花柄は長く、水面上5〜6cmほど出て、その先に花をつけます。
花は半日花で、午後にはしぼむということです。
アサザ ▲スイレンに似た葉
葉はスイレンに似た切れ込みのある小さな浮葉で、水面一杯に広がります。
地下茎を伸ばして繁殖するということです。