関東以西の山地や林の縁、川岸などに生える多年草。普通、長い柄のついた花を2輪つけることからこの名前がつきましたが、一輪や3輪の場合もあるようです。花はイチリンソウに似ていますが、イチリンソウよりも少し小さく。蕾のときは薄いピンク色をしています。葉はイチリンソウと異なり、葉柄がなく、大きく3つに割れていてさらに細かく分かれ、白っぽい斑が入っています。
地下茎で増えるため群生することが多く、この写真を撮影した赤塚では、崖下の林の水際に500〜600メートル近くの大群落を作っていて、壮観です。都心では最大の自生地ということで、訪れる人も多いようです。
この地域はボランティアの方たちで管理されているようで、数年前までは荒れ放題のの林だったところを、下刈りをして手入れしたところ、イチリンソウが咲き始めたということでした。
武蔵野の面影が残っているところで、この時期、他にも、ジロボウエンゴサクやウラシマソウ、オドリコソウなどを見ることができます。
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